こんにちは!
イシンホーム倉吉店 コーディネーターの井上です。
皆さん「瓦割り」をご存じですか?
今回紹介する瓦割りは瓦を積み、手などで割る方ではなく、瓦の割り付けのことをいう建築用語です。
割り付けとは寸法に応じて取付位置を正確に決めることを言い、施工する上で欠かせない計画です。
先日、瓦工事が完了した物件は、
本屋根の屋根の中央にすがり屋根という屋根が突き出ているT字型のような屋根の形状になっています。
瓦割りでは、横割り(水平方向)と登り割り(流れ方向)の割り付けを出します。
よくある片流れの屋根は四角形で辺が4ヶ所なので横割りと登り割りを1ヶ所ずつ出すのですが、
このT字型の屋根の場合、辺が8ヶ所あるので下の画像のようにたくさんの瓦割りが必要になります。
↑黄色の矢印が登り割り、青の矢印が横割りです。 T字型の屋根になると6か所の割り付けが必要になります!
計画を元に工事がスタートし、1日半後には瓦がきれいに葺き上がることがことができました!
↑「すがり部」の取り合いもきれいに仕上がりました ↑瓦工事が完了しました!
瓦は凹凸のないスッキリとした平板瓦を採用しています
割り付けの計画は瓦だけでなく、フローリング、外壁、軒天、タイルなど家を建てる際に様々な場面で必要不可欠です。
割り付けの計画をすることで、小さく切った部材を使うことが少なくなり完成した時の仕上がりがよりきれいになります。
瓦工事は完了しましたが、フローリング、外壁、タイル張りと工事が続いていきます。
計画通り工事が進み、きれいに仕上がった家を見るのが楽しみです!